SFC2020の情報共有?

SFC2020の情報がめちゃくちゃ飛び交っていて,自分でも訳が分からないので纏めてみました.事実と違かったら教えてください!書いていない情報が在ったら教えて貰えると本当に助かります.

(記載内容が間違っていても責任は取れないので,あくまでも判断等は自己責任でお願い致します.)

 

1.諭吉ボックス

福澤諭吉先生の著書,『福翁自伝』が入っている箱の事.入学に関わる書類も多数同封されてるそうです.

 手続き完了後,3~4日したら来るそうです.

(自分の場合は,3/10の夕方に手続きが完了メールを受信しましたが,3/12 18:00現在で諭吉ボックスは届いていません.)

 

 

2.CNS

慶應のキャンパスネットワークの事.

諭吉ボックスに,アクセスするための臨時ID及びパスワードが書いてあるそうです.

 

3.言語選択

入学手続き時に申請.

以下,『入学前ガイダンス実施について』より抜粋です.

3/26の言語ガイダンス終了時に最終的な履修言語の希望を提出.

θ館ロビー内で,開港される言語の個別相談が可能(15:55-16:45)

 

4.入学前ガイダンス

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 (↑の資料は,入学手続き完了後,手続きページ下に表示されました.)

総合政策と環境情報で時間と場所が若干違います.

入学手続完了後,手続ページの下に表示されます.

 

また,ながたさんより延期の有無について情報提供を頂きました.

 

 

5.履修

↓のページから今年度の授業が分かります.

シラバスで授業の詳細を見るには上記のCNSアカウントが必要です.

vu.sfc.keio.ac.jp

 

 ↑ノリノリで転載許可を頂きました.

 

 

6.研究会

学部1年から研究会への所属を希望する人はもう動いたほうが良いっぽい.

自分が入りたい研究室に連絡してみたところ,500字の志望理由を来週までに提出するよう,ご教授頂きました.

 

7.サークル

circle-square.sfc.keio.ac.jp

実際にはこれより多いらしいです.

 

8.PC

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入学前ガイダンスまでに,自分のパソコンを用意しておく必要がある.

先輩に聞いたらWindowsMacの比率は2:8

Macでないと受けられない授業もあるみたい.

家電量販店で話を聞いてみたところ,Macの製造元は中国がメインで

Airは在庫が厳しくなっているらしい.

多分早めに買ったほうが良いかも.

 

9.その他

その他先輩方などから入ってきた情報を以下に列挙します.

 

履修は多めに取っておく.

受かってから蹴れる.

三田,日吉の授業を聴講できる.

一番レベルが下の科目は抽選.

それ以外は選考課題がある

 

ここに載せといたほうが良いよ!
って情報があれば是非教えてください!

 

10.お礼

掲載許可をくださった方,情報をくださった方,本当にありがとうございました.

 

 

 

 

バーチャルな人間性【環境情報2020再現】

前置き

    高3の夏から明確にSFCを志望していて、小論文の勉強はとにかく楽しかった。学科試験のように完全な正解はなく、自分のやりたいこと・考えていることを書いて点が貰えることが嬉しかった。特に、総合政策よりも環境情報の方が自由度が高く、学部の3ポリシーも相まって第一志望にしていた。両学部に合格し、環境情報学部に進んでからも小論好きは抜けず、某予備校で小論文の添削バイトをしている。

    一方研究会では、小論文で書いたことを勉強でき、まさに夢がかなっている状態。そこで、自分の小論文を置いておいたら自己紹介くらいにはなるんじゃないかと思い、半年以上経って書き記すことにした。受験生の誰かに「このくらい変なこと書いても受かるなら、冒険しよう」と思ってもらえたら、尚更嬉しいかも。(無論、記述されているのは全て大袈裟なことであり、僕はラボに入って間も無くBrainsに現実を叩きつけられた。)

 

2020年度環境情報学部小論文問2

これからの30年で起こりうる社会システムの変容に、私たちの「人間性」はどのように影響しているでしょうか?また、こうした「人間性」を自覚した上で、あなたは未来社会においてどのように振る舞っていこうと考えますか?合計1000文字いないで、これからの「人間性」を論じるとともに、未来社会をよく生きるためのあなたの考えを述べてください。問1において導かれた4つの「人間性」を十分に理解した上で、このうちひとつ(または複数)を選択して議論を深めても、あらたな「人間性」を自身の生活のなかから見出して議論を展開しても構いません。

   私は、人間性を【3】の高次な 情報処理能力と捉える。未だ人間の意識は科学的に解明されておらず、人間と見分けのつかないコンピュータも存在していない。

   ところが、30年後までにこの人間性は崩壊する。

   現在、日本のムーンショット計画やイーロンマスクなどが脳とコンピュータを繋げる装置(以下、BMI)の開発に力を入れている。もしこれが実現すれば、脳から得られた情報をコンピュータに逐一送信し、脳活動を記録した巨大なデータベースが誕生する。それを元に機械学習を行い、実際にその脳波を発した人がどのような思考・行動を起こしたかを元に評価することで、人間の思考プロセスを模倣した完全なAIが誕生  する。こうなると、コンピュータ上でAIと人間の区別はつかなくなる。

   BMIは意識をコンピュータに接続することも可能にする。視神経に適切な電気信号を与えれば、我々は網膜からの刺激ではなく、コンピュータによって生成された映像を「見る」ことができる。他の5感に対しても同じことが言える。同様に、脳から神経系を通じて伝達される運動指令をコンピュータに出力することで、右手を上げると念じるだけで、コンピュータによって生成されたアバターの右手を上げさせることが可能となる。

     BMIによって我々はコンピュータの中に入り込むことができ、そこで人間と見分けのつかないAIと交流できる。これは、人間性の崩壊に他ならない。私は、この人間性の崩壊を逆手にとって、現代社会に不満を感じている人を救うという振る舞いをするだろう。

  現代社会において、一個人は皆平等と見なされている。一方で、現実問題としては所得、環境、身体、性格など様々な要素によって、社会に適合できない人間が存在する。一般的にはそれはその人自身の問題とされるが、私はあえて見方を変えて「環境がその人に適応していなかった」と捉える。

  私は人間性が崩壊する時代に、このような人達に全く新しい環境を提供したい。具体的には、その人に最適化された世界や思考・性格を持つAIを提供し、コンピュータの中で生活してもらうのだ。AIとは言いつつも、実際の人間とは見分けがつかないので、生活の質は現実世界とはなんら変わりはない。むしろ、その人に最適化されているという点で、上回っているとも言えるだろう。

  私は、人間性の崩壊を逆手にとって、たまたま1つしかない現実に馴染めなかった人達に対し、「最適な現実を与える」という振る舞いをすることで、未来社会を良く生きようと思っている。

 

1017字で字数オーバーになった。

本試験では8割弱しか書いてなかったので、余分なところがいくつか付け加わってるけど、だいたいこんな感じ。

pixiv as Game engine【pixiv SUMMER INTERNSHIP2020】

1エンジニアがpixivの企画職インターンに参加してみた

タイトルを見て、何のこっちゃ…と思われた方がほとんどだと思います。

これは、pixivの企画(ビジネス)職向けインターンに参加した、1エンジニアがpixivをゲームエンジンとして捉えるようになった経緯を纏めたものです。エンジニアと言っても、大したことはできなくて、現状はUnityで表現活動を行っています。詳しくは私達のWebサイトをご覧ください。(PC閲覧推奨)

私達と言う表記は、自分の中に「現家」と「夢想家」と言う2つの人物がいることに由来します。こちらに関しても、Webサイトをご覧ください。

https://web.sfc.keio.ac.jp/~t20008ya/OurWeb/Aboutus.html

まず初めに、エンジニアが企画職のインターンに参加しようと思ったのかと言うと、今回の企画テーマが「オンラインとオフラインを繋ぐ」、「今こそリアルを考えよう」と言ったものであったからです。私達のうちの1人は「現家」と言う肩書きの元、「テクノロジーで現実世界をアップデートしていくこと」を目標にしています。その目標と、今回のテーマが深く共鳴し、今回のインターンに応募してみることにしました。

 

面接とか

B1なのでインターンはこれが初めての経験でした。(通っているキャンパスの性質上、1年のうちから通期インターンをしている人は周りにチラホラいますが…)

一般的な人事の人に答えるべきことや面接のハウツーなども何も知らないまま面接に臨みました。面接では、人事の方とは最初と最後に事務的なやりとりをしただけで、実際の面接は企画職として働かれているピクシブの方によって行われました。(後のメンターになるわけですが)。前述の通り、面接に関しては何も知らないので、とにかく自分のやってきたこと、その動機を述べました。「現家」として史上初のオンライン学園祭「バーチャル七夕祭」に協力したこと、オンライン授業の問題点を解決する議論をしていること、潰れてしまった入学式を自分たちで企画していること(成功しました。)などなど、様々なことを述べました。そして、現家としての活動の根底にある「この世界は今幸せな人に最適化された世界である。たまたまこの世界に馴染めなかったと言うだけで、一度きりの人生を無駄にして欲しくない。そんな人でも楽しめる世界を提供したい。」と言う夢と、Unityを含むプログラミングの知識などは、それを実現するための手段として習得したと言うことを述べました。このイシュードリブンな姿勢がピクシブの社風と合っていたらしく、インターンに参加させていただくことになりました。(私達の通っている慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスのアドミッションポリシーもまさにこの通りです。)

 

インターン活動

インターンは8時間×3日間。

この期間中に、オンラインとオフラインを繋ぎ、リアルを問い直すと言うのは、時間的にはちょうどよかったと思います。私は、初日をアイデア発散のフェーズと位置付けました。今回のテーマに沿って考えた案を4つ提示し、どれが最も面白く、実現性が高いかをメンターの方と一緒に検討していきました。すると、一番自身の無く、大して内容も詰まっていなかった「pixiv Worlds」と言う企画が適していると言うことがわかりました。これは、

「世界観を提示して、それにいくつも創作を連ねる

 何をアップロードしても自由

 自分たちだけの世界」

と言う3行の文章で内容は完結しています。

残りの2日間で、いかに実現性を持たせて面白い企画とするかが鍵となりました。

二日目

まずは、先行事例を当たることにしました。すると、pixivのユーザ企画の中で「pixiv ファンタジア」と言うものが見つかりました。これは、企画主のarohaJさんが提示された世界観に対して、ユーザーがいくつもの創作を連ねていくと言うものであり、非常にpixiv Worldsとテーマが近いものでした。実際にpixivファンタジア関連で投稿された作品数を見てみると、非常に大きな数であることが分かり「上質な世界観」がクリエイターのモチベを向上させると言う推論を得ることができました。私達はこれを「建前のイシュー」とし、本音のイシューを深めることにしました。「本音のイシュー」とは、「pixiv Worldsは誰もが作り手になれる世界。自分たちが自分たちの住みたい、充実したい世界を作れる。」と言うものでした。これを実装するために、「世界観募集」→「世界決定」→「世界構築」→「移住」と言う4段階に全体の工程を分割し、それらを詰めていくと言う作業を行いました。ここでは具体的にどのような提言をしたのかは省きますが、世界を決定する時には、企画者によるプレゼンをYouTube Liveで行うことや、世界構築のGitHub化など様々な要素が盛り込まれています。

 

三日目

この日は役員の方を交えた最終発表があるので、ひたすら資料作りに精を出しました。私は現家である以上、現実と言う言葉に非常に重きを置いています。それが故、リアルとは何なのか、と言う定義から始まり、オンラインやオフラインと言った言葉を再構築していきました。その議論の延長上に、今回自分たちで作れるリアルとしてpixiv Worldsを提示し、将来の展望を踏まえた夢を語りました。正直、自分の夢に少しpixivを絡めてプレゼンしただけなのですが、それをとても評価していただき、非常にうれしかったです。自分の好きなことをただやるだけで、自他ともに嬉しくなれる。こんな素晴らしことがあるんだとう気概になりました。

 

ゲームエンジンとしてのpixiv

最近少しずつ聞かれるようになった言葉として、「ゲームエンジン」と言うものがあります。これは、ゲームを作るための共通のプログラム(重力の設定や、ボタンの動作、描画)などを予め組み込んでおり、少しのプログラムだけで簡単にゲームが作れるようなアプリケーションのことです。これらは、静止画、動画、音楽など様々なメディアをインポートし、ゲームのアセットとして使用できるようにする機能も備えています。

今回のインターンで私の心に残った言葉は、pixivファンタジア企画者のarohaJさんによる「pixivはゲームエンジンとして欠かすことのできない場所でした。」と言う言葉です。先の定義によれば、pixivはどう考えてもゲームエンジンではありません。pixivの中の人でない限り、pixivでコーディングすることはないでしょう。しかし、ゲームを「様々なメディアによって構成される世界」、ゲームエンジンを「様々なメディアによって世界を構成するツール」と定義しなおせば、たちまちpixivはゲームエンジンとなるのです。pixivファンタジアの事例では、イラスト、漫画、小説をpixivに投稿することによって、世界が形作られていきました。今回提案したpixiv Worldsが実装されることになれば、pixivにたくさんの世界が誕生することになります。しかも、pixiv Worldsは作って終わりでしたが、実際にロールプレイをして作った世界の中に住むこともできます。我々はメタバースが注目される時代において、常に新しい現実を作り出すにはヘッドマウントディスプレイに代表されるVR機器や、高ポリゴン な3Dモデルが必要だと思い込んでいました。しかし、人類は小説と言うメディアでははるか数千年も前から、妄想に至っては、もしかしたら数万年前から、1人1人独自の世界を心に秘めていました。そして、それを多くの仲間たちと作り、共有し、住むことができる時代にすでになっている。そのことを今回のインターンでは痛感しました。「これ、まさにSAOのThe Seedだね。」メンターの方に言われた言葉ですが、本当にその通りだと思いました。

 

謝辞

今回のインターンに携わってくれた、メンター・役員の方々に深く感謝します。共に企画に取り組んだ参加者の方々とも、一緒にご飯を食べながら盛り上がることができて、とても楽しかったです!本当にありがとうございました!

 

リアルはもう、1つじゃない

さあ、世界の種を播こう

pixiv Worlds